こんにちは、住所不定の三十路男子「ぼり」です。
板前を辞めてweb系フリーランスの活動するようになってからかれこれ1年と4ヶ月が経ちました。
今では文章を書く仕事だったり、ものを教えるような仕事も頂けたりするようになったのですが、勢いで会社を辞めてから数ヶ月は一切収入を得ることができませんでした。
仕事を辞めるまでは板前だったので、料理以外には何のスキルもなく(ブログはやっていましたが)、まずなにから収入を獲ればいいのか自体がさっぱりでした。
(自分でも、よく今生きられてるなって思います。)
で、何から手をつけたらいいかわからないぼくが、一番最初に挑戦したのがクラウドソーシングです。
もくじ
クラウドソーシングってなに?
そもそもクラウドソーシングとはなんなのか。わかりやすいサイトがあったので、そのまま引用させて頂きます。
クラウドソーシングとは、一言で簡単に言えば「オンライン上で不特定多数の人に業務を発注すること」です。
では、仕事をする私たちはどうやって作業を行うことになるのか? これだけだとイメージしにくいと思いますので、データ入力のような「タスク方式」の仕事を例に挙げて説明してみます。
今まではデータ入力の仕事をするとなると、何人かの作業者が、発注者(クライアント)から直接依頼を受けて作業するとか、あるいは専門の業者にあらかじめ登録しておいて、仕事はその業者から割り振られるといった「アウトソーシング」の形でした。
これが「クラウドソーシング」なら、発注者はネットを介して不特定多数の人(ランサー)に、作業を募集することになります。タスク方式の仕事では、基本的に発注者から直接作業を指示されることはありません。作業者は募集を見て、参加したければ参加すれば良いのです。
クラウドソーシングを通して、一個人が募集案件にある仕事を頂き、案件をこなす(納品する)ことで収入を得ることが可能。
実際の仕事の受注形式は3つに分かれて募集されています。
- タスク
- プロジェクト
- コンペ
それぞれ軽く紹介。
タスク
主にデータ入力やアンケート、簡単な記事作成がメインとなる内容が多く、比較的簡単な仕事が多いです。ただし、単価も低い。
プロジェクト
クライアントの募集要件に対して自分から提案し、条件が合えば契約が成立。
仕事が完了した時点で契約終了となり、報酬が支払われます。
コンペ
クライアントが「たくさんの応募の中から気に入ったものが選びたい」 というときにつかわれる形式。
制作物を「提案」とし、採用された場合に納品となって報酬が支払われます。
オススメはプロジェクト方式
このように、自分が「これで挑戦してみたいな」って思えるやり方で仕事を探すことができます。
はじめての方はコンペで流れを理解して、プロジェクト形式に挑戦するのがいいです。
コンペは単価の高いものもありますが、選ばれないと1円にもならないので、自信がない方は辞めておいたほうが無難です。
クラウドソーシングの2大メジャー
国内でもクラウドソーシングの発注を行っている企業は多くあるのですが、「クラウドワークス」「ランサーズ」が2大メジャー。ぼくはクラウドワークスにて案件に挑戦していました。
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」双方、同じくらいの案件数を抱えていて、仕組みも似ているので、どちらも実際に見てみるといいと思います。
(どちらにも発注しているクライアントさんも多く存在します)
実際の仕事内容を見てみると、たしかに安すぎる案件だったり、怪しい案件がたくさんあります。(例には出しませんが…)
ちなみにぼくは1日かけて400円くらいしか稼げず、心が折れました。
ただ、今になって「クラウドソーシングってめっちゃ経験として大事やん」って思ったので、これから副業やフリーランスの道を検討されている方には一番最初にクラウドソーシングをオススメします。
クラウドソーシングで得るべきは収入より経験
1日かけて400円しか稼げなかったぼくが、なぜクラウドソーシングをすすめるかというと「フリーランスとして必要な4つの経験」を積むことができるからです。
仕事を探してくる
会社に行けば、毎日なにかしらの仕事はあると思います。
なにもすることがないのに会社に出勤することはない(と思う)ので。
しかし、クラウドソーシングでは、まず「仕事を探す」ところから始める必要があります。
この仕組み自体が営業を通して仕事をとってくるタイプのフリーランスの仕事の流れと一緒なんです。
自分にはどんな仕事ができるのか、募集案件を見て、自分が「これだ!」って思う仕事があったら、はじめて「提案」をすることになる。
クラウドソーシングの紹介記事にあったように「参加したければ参加すればいい」ので、仕事を獲得するまでは、そもそも「しなければいけないこと」はありません。
提案(営業)に挑戦する
クラウドソーシングは、目の前にある案件をいくらでも頂けるわけではなく、自分がどんな価値を提供できるのかを提案して、仕事を取ってこなければいけません。
例えば「飲食業界の働き方についての記事を書いてください!」って案件があったとしたら、自分にはこれまでどんな経験があって、どんな知識があって、どんな記事が書けるのか。
「自分に仕事を任せてもらえたらどんな価値を提供できるのか」をちゃんと伝えないと、あっちも任せたくありません。
獲得した案件を自分で管理する
続いて、案件を獲得できたら、その仕事をしっかりと管理しなければいけません。
頂いた案件はどんな内容なのか、どんな仕事が含まれているのか。いつまでに終わらせなければいけないのか。
例えばライティングの仕事であっても、仕事は「書く」だけではありません。
- 記事の構成
- 画像の手配
- 内容は自分で考えるのか、指示されるのか
などなど、細分化すると「いつまでに〇〇を終わらせなければいけない」とスケジュールを組むことができます。
とにかく収入!!って思ってむやみやたらと提案して、案件を獲得してよくばってしまうと忙殺。
自分の能力だったらどのくらいの時間で仕事を終わらせることができるのか、仕事の時間はどれくらい確保できるのかを自分で管理する能力が養われます。
時給以外の給料を得る経験
歩合制の仕事に就いている方以外だと、時給や月給などの「頂けるお給料が確定」している仕事の人が多いと思います。
クラウドソーシングでは当然ながら「やった分だけ」しかお金は頂けません。
これはフリーランスの仕事そのままです。
どれだけ時間をかけた仕事でも、成果物として納めなければ1円の収益にもならないし、効率よくこなせば収益を拡大することもできる。
そうした「フリーランス」や「副業」に挑戦してみる為のサービスだと思っています。
クラウドソーシングの問題点
もちろんクラウドソーシングには問題点もあります。
冒頭に書いた通り、案件が安いということ。
高単価の案件ももちろんありますが、実績(評価)がついていないと提案ができなかったりします。
また、ぼくの率直な感想で言うと、あまりにも低単価の案件は「ライターさんに依頼しても受けてもらえないから」並んでいる案件だと思っています。
なので、本業として生きていくためのツールとしては、かなり本気でやりこまないと難しいのかなって。
クラウドソーシングでまず得るべきは収入より経験
これまで書いてきた点も踏まえて、ぼくはクラウドソーシングを副業やフリーランスに向けた「とっかかり」として利用できるのが最大のメリットだと思っています。
- 仕事を探す
- 営業する
- 頂いた案件を管理する
- 時給以外の収入を得る
という、この4つの経験を得るためにクラウドソーシングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
冒頭に「400円しか稼げなかった」とは書いていますが、はじめて自分がお給料以外で仕事を取ってきて、お金を稼いだ経験というのはめちゃくちゃ嬉しいです。
もちろんクラウドソーシングで実際に会社員以上の月収を稼いでいる方もいます。
ただ、最初から「月収分稼ぐ!」と思ったらやっぱり息切れしてしまうと思います。
最初から月収分稼げなくてもいいのではないでしょうか。
ぼくは、副業やフリーランスへの第一歩としてクラウドソーシングから上記の4つの経験を得られるのがとても大きいメリットです。
「副業をはじめてみたい」「フリーランスになりたい」と考えている方は、ぜひ一度試してみてください。
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」クラウドソーシングって安い案件が多いから悪い印象が強いけど、収入以上に得られる「経験」が、副業とかフリーになる上でめちゃくちゃ大切だと個人的に思ってる。
・案件(仕事)探し
・提案(営業)
・タスク管理
・給料以外の収入経験
この4つを得られることが最大のメリット。— 凡人 ぼりさん (@borilog) 2017年11月21日
ぼりでした。